CASBとは?基本から導入メリット、注意ポイントなどをわかりやすく解説
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プロキシとは、利用者の代わりにインターネット上のサーバへ接続する「代理」のサーバ。通常ウェブサイトを閲覧する場合、利用者が直接ウェブサイトのサーバへアクセスする。しかしプロキシを経由し、プロキシが代理で目的のウェブサイトへアクセスすることで、プライバシー保護やセキュリティ向上が叶う。
「プロキシ(Proxy)」とは、英語で「代理」を意味する言葉です。ITやインターネットの世界では、利用者(が使うパソコンやスマホ)とウェブサイトの間に立って、通信を中継してくれる「代理人」や「仲介役」のような存在を指します。つまり、プロキシを設定すると、インターネットへの通信がすべてプロキシを経由して行われます。
見た目は普段と変わらずウェブサイトを閲覧しているように見えますが、通信の裏側では次のような流れが発生しています。
| ステップ | 利用者の操作 | プロキシサーバの役割 | ウェブサイトの動き |
|---|---|---|---|
| 1.リクエスト | 見たいウェブサイトのURLをクリック | - | - |
| 2.代理依頼 | 通信がプロキシサーバへ送られる | 利用者からの依頼を受け取る | - |
| 3.代理アクセス | - | 利用者に代わってウェブサイトへアクセス | プロキシサーバからのアクセスを受け取る |
| 4.応答 | - | ウェブサイトから情報を受け取る | プロキシサーバへ情報を返す |
| 5.結果報告 | - | 受け取った情報を利用者に渡す | - |
| 6.表示 | ウェブサイトの画面が表示される | - | - |
ここでは、プロキシを設定する主なメリットについて解説します。
IPアドレスとは、インターネットに接続された機器に割り振られる「インターネット上の住所」のようなものです。通常ウェブサイトにアクセスすると、このIPアドレスが相手に伝わります。しかし、プロキシを利用すると、ウェブサイト側に伝わるのはプロキシサーバのIPアドレスです。利用者本人のIPアドレスは表に出ないため、身元情報が直接知られにくくなり、プライバシー保護につながります。
プロキシには「キャッシュ」という、一度アクセスしたウェブサイトのデータを一時的に保存しておく機能があります。同じサイトに再度アクセスする際、遠くのウェブサイトまでデータを取りに行かず、近くのプロキシサーバが記憶しているデータを表示してくれるため、表示速度が向上します。
プロキシは、あなたとインターネットの間に立つ「優秀な門番」としても機能します。プロキシサーバが通信内容をチェックし、危険なウェブサイトや不正なプログラムを検知してブロックしてくれます。
社用パソコンでインターネットを使っていると、特定のサイトにアクセスできないことがあります。これは、組織がプロキシを使ってアクセス管理(フィルタリング)を行っているためです。組織のルールに従って、特定のウェブサイトへのアクセスを制限しているのです。
ここまでプロキシの便利な点を紹介してきましたが、もちろん良いことばかりではありません。設定する前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。下記に、プロキシを設定するためにあらかじめ知っておくべき注意点をご紹介します。
プロキシを利用すると、通信経路に中継地点が一つ増えるため、状況によっては通信速度が低下することがあります。キャッシュが有効に働けば高速化する場合もありますが、サーバの性能や回線の利用状況によっては、かえって遅く感じることもあるのです。
プロキシには無料で使えるものもありますが、通信内容の盗聴や情報漏えいといったリスクが指摘されています。そのため、信頼できる会社が提供する有料のサービスを利用することをおすすめします。有料サービスは、セキュリティ対策や安定した通信速度、サポート体制が整っているため、安心して利用できます。
プロキシは全ての通信が経由する「関所」のような存在です。そのため、もしプロキシサーバ自体に障害が発生して停止してしまうと、その関所が閉鎖されるのと同じ状態になります。結果として、インターネットに一切接続できなくなってしまう場合があります。