クラウドネイティブとは? 導入のメリットや実例などをわかりやすく解説!
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ハウジングとは、企業が自社で所有するサーバーやネットワーク機器を、データセンター内に安全かつ安定した環境で設置できるサービス。データセンターは場所とインフラ(電源・空調・セキュリティ)を提供し、サーバー本体の調達や設定・運用は利用企業が行う。既存のサーバーを継続して使いたい場合や、ネットワーク機器を自由に持ち込んで構成したい企業に適している。
IT分野における「ハウジング」とは、企業が自社で所有するサーバーなどの機材を預けるための場所を借りるサービスのことです。具体的には、データセンターのラックスペースや電源、インターネット回線などをレンタルします。
自社内にサーバーを設置するスペースがない場合や、より安全で安定した環境でシステムを運用したい場合に利用されます。利用者は機材の所有権を持ったまま、専門家が管理する最適な環境で運用を続けられるのが大きな特徴です。
ハウジングは、「ホスティング」や「クラウド」といった他のITサービスと混同されやすいです。それぞれのサービスには明確な違いがあり、目的によって最適な選択肢が異なります。ここでは、各サービスの特徴と違いを表で比較してみましょう。
| サービス名 | 機器の所有者 | カスタマイズ性 | 管理・運用の責任 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ハウジング | 利用者 | 非常に高い | 利用者 |
|
| ホスティング | 事業者 | 低い | 事業者 |
|
| クラウド | 事業者 | 高い | 分担 |
|
このように、ハウジングは物理的な機器を自社で用意し、その設置場所だけを借りるサービスです。そのため、サーバーのスペックやOS、ソフトウェアなどを自由に選定できる高いカスタマイズ性が魅力です。ちなみに、ハウジングとほぼ同じ意味のサービスを指す「コロケーション」という言葉もよく使われます。
一方で、ホスティングはサーバー本体をレンタルするため手軽ですが、事業者から提供される範囲でしか設定できません。また、クラウドは、物理的なサーバーを意識せず、必要な分だけCPUやメモリといったリソースを借りる柔軟性の高いサービスです。
では、なぜ多くの企業がハウジングを選ぶのでしょうか。そこには、自社運用(オンプレミス)にはない、データセンターならではの大きなメリットが存在します。ここでは、代表的な4つのメリットを解説します。
データセンターは、大規模な地震にも耐えられるよう耐震・免震構造で設計されています。また、万が一の火災に備えて、ガス消火設備などサーバー機器に影響を与えない消火システムも完備しています。こうした堅牢な設備は、地震や火災といった災害から企業の重要なIT資産を守り、事業継続計画(BCP)の観点からも非常に有効です。
ハウジングサービスでは、以下のような多層的なセキュリティ対策が施されています。
自社だけでこれほど高度なセキュリティレベルを維持するのは、コストと人材の両面で非常に困難です。
サーバーの安定稼働には、電力と空調が不可欠です。データセンターでは、電力供給が停止しないよう無停電電源装置(UPS)や自家発電機が用意されています。また、サーバーの発する熱を効率的に冷却するための専用空調システムも常に稼働しています。これにより、システムダウンのリスクを大幅に低減し、安定したサービス提供が可能になります。
自社でデータセンターと同等の設備を整えるには、莫大な初期投資と継続的な維持管理費がかかります。ハウジングサービスを利用すれば、これらの設備を月額料金で利用できるため、初期コストを大幅に削減できます。また、設備の維持管理や専門スタッフの人件費も不要になるため、トータルコストの最適化につながります。事業の成長に合わせてラックスペースを追加するなど、柔軟な拡張が可能な点もメリットです。