## Crosstalk-Possibility_自動車業界出身者が見つけた、SCSKの“伸びしろ”

クロストーク 自動車業界出身者

Possibility

”代替テキスト”

自動車業界出身者が見つけた、
SCSKの“伸びしろ”

自動車業界で豊富な経験を積んできた3名が、
SCSKでの挑戦を語るクロストーク。
異なるバックグラウンドを持つメンバーだからこそ見える、SCSKの可能性とは。

Memberメンバー

  • モビリティシステム第一事業本部 E.Oさんの写真

    モビリティシステム第一事業本部

    E.O

    担当業務: 自動車メーカー向けにセントラルECUのシステム開発を担当

    前職: 自動車部品メーカーでトランスミッションCVTCU・ATCU制御システム開発を担当

  • モビリティシステム第二事業本部 S.Tさんの写真

    モビリティシステム第二事業本部

    S.T

    担当業務: 自動車メーカーや自動車部品メーカーのビジネス拡大に向けた戦略立案及び推進

    前職: 自動車部品メーカーの技術職

  • モビリティシステム第一事業本部 M.Hさんの写真

    モビリティシステム第一事業本部

    M.H

    担当業務: 自動車メーカーを担当する組織の課長として組織・人材のマネジメント

    前職: 自動車部品メーカーで自動車のブレーキ制御の開発

#01

SCSKでの再出発。現在のミッション

まずは現在のお仕事内容を教えてください。

S.T

私は、中部圏の自動車メーカーやサプライヤーの事業拡大に向けた戦略立案と推進を担当しています。日々悩みながら(笑)、仕事をしています。
ビジネスの獲得や顧客・サプライヤーとの関係強化がミッションです。実は前職は現在の顧客であるサプライヤー企業でして、面接のときに「会社(前職企業)の対面に立ちたいです!」って宣言しました(笑)。

E.O

私は自動車メーカーを担当していて、派遣として電子プラットフォーム開発に携わっています。
今のクルマのセントラルドメイン型ゲートウェイアーキテクチャにおけるコアECUの下回り、つまりアプリ操作をECUやCPUを通じて車両内部に伝えるゲートウェイECUを開発しています。
同じ職場にSCSKのメンバーが9名いて、チームリーダーを担当しています。

M.H

私はOさんと同じく、自動車メーカー向けのAD/ADAS(自動運転/先進運転支援システム)開発を担当する組織で課長をやっています。
課のメンバーは約40名で、全員が客先常駐です。それぞれ異なる拠点で働いているので、普段は自分から会いに行くようにしています。

E.Oさん、S.Tさん、M.Hさん3名のクロストークの様子
#02

社内での成果はサチってる。今度は外から支えたい

前職ではどのような仕事をされていたのですか?

S.T

Tier1サプライヤーで34年間勤務していて、そのうち26年は車載開発です。先行開発から量産、直近では品質責任者まで一通り経験してきました。

そんなTさんがなぜ転職を?

S.T

前職への愛はめちゃくちゃ強いんですよ(笑)。ただ、ある時「成果がサチってるな」と感じてしまって。

M.H

サチってる、つまり飽和しているってことですよね。

S.T

そうです。もっと貢献したいという思いはあるのに、社内でできることの先が見えてしまう。
だったら外から支えるという道もあるのではと思って、それで転職を考えました。…ちょっとかっこよくないですか?(笑)

E.OM.H

かっこよすぎですね(笑)。

S.T

「それ本当?」って言われることも多いんですが、本当なんです(笑)。
今は元部下がお客さんになることもあって、ちょっと不思議な感覚ですが、それも含めて楽しんでいます。

外からだと貢献できる、とはどういうことでしょう?

S.T

例えばパートナー企業に対して100の期待があるときに、実際が20だとしたら、80の伸びしろがある。その伸びしろを外側から伸ばせるのではと思ったんです。
社内にいると見える範囲が限られますが、外に出るとまだまだ伸ばせる余地があると感じました。

社内にいたままでは、伸びしろが感じられない?

S.T

ないわけではないんですが、先が読めてしまうんですよね。
例えば新規のプロジェクトを任されたとしても、「どこまで貢献できそうか」がだいたい見えてしまう。そうすると、少し面白みに欠けると感じてしまって。
その点、会社の外の世界は全く知らない領域なので、チャレンジしたいという思いもありました。ITもほとんど未経験だったので、自分の中にもまだ伸びしろがあるんじゃないか、と思ったんです。

M.H

それで、なぜSCSKだったんですか?

S.T

いろいろ受けて、2桁くらい内定もいただいたのですが、SCSKは第二事業本部の本部長が、私の前職のサプライヤーに対してめちゃくちゃ愛が強いんですよ(笑)。
決め手はそこでした。内定企業の中には処遇条件が上回るところもあったのですが、この人(本部長)の愛は自分と同じだなと思って、それでSCSKに決めました。
もともと当社のモビリティ事業って、前職のサプライヤーとの関係からスタートしているんですね。40年くらい前のディーゼルエンジンECU開発が始まりで、そこからSCSKは育ててもらってきた経緯がある。
だからこそ、すごく愛が深いんです。そこに共感して、意気投合してしまいました(笑)。

S.Tさんのクロストークの様子
#03

ソフトウェアで食べている会社が魅力だった

Oさんの前職は?

E.O

サプライヤーでトランスミッション開発を17年やっていました。
最初はソフトウェア技術者としてスタートして、最終的には構想などの上流工程まで担当していました。ただハードが強い環境下ではありました。

S.T

あるあるですね(苦笑)。

E.O

だからソフトウェアアーキテクチャを頑張ってみようとする人も少なくて。
結果として時代の流れもあり、ソフトウェアの内製は縮小し、外注が進んでいきました。
自動車がソフトウェア主導に変わっていく中で、このままではまずいという危機感があったんです。
その中で、SCSKのように「ソフトウェアで価値を出している会社」がすごく魅力的に見えて、転職を決意しました。

転職活動はどのように進めたのですか?

E.O

ツール系のメーカーなどを受けていました。現場の課題を根本から解決したいという思いがあって、「こういうツールがあれば、もっと効率的にバグを見つけられるのに」と感じていたんです。
そういった課題を外側からサポートできればいいなと思っていました。

最終的にSCSKに決めたポイントは?

E.O

ソフトウェアを重視している会社であることに加えて、QINeSのような独自のパッケージソフトを持っている点が大きかったです。
自分たちがお客さんの中に入り、課題を見つけたうえで、「こういう製品がありますよ」と提案できる。そういう課題解決型のアプローチができるところに魅力を感じました。

E.Oさんのクロストークの様子
#04

大手の資本が流入。とたんに仕事が窮屈になった

Hさんは前職でどのような仕事をされていたのですか?

M.H

もともとは自動車部品メーカーで働いていて、ブレーキの制御開発を25年やっていました。
制御を作って、PoCでテストコードを作り、実際にクルマで走らせて検証する。検証後はソフトウェアの仕様書を起こして、その仕様書をベンダーに渡し、最終的なコーディングをしてもらう、という流れです。
前職から引き続き、今と同じ自動車メーカー向けの仕事をしているのですが、入社2年目からそのメーカーに常駐していて、最初の6年ほどは共同開発という形で携わっていました。
その後、アメリカに5年ほど駐在したこともあります。
会社自体も分社化や統合を繰り返していて、名刺は7〜8回変わりました(笑)。ただ、転職自体は今回のSCSKが初めてなんです。

そんなHさんが転職を考えるようになった背景は?

M.H

最後のころ在籍していた会社は外資だったので、比較的自由に動けていたんです。
ただ、そこに国内大手の資本が入った瞬間に、一気に動きづらくなってしまって…(苦笑)。
何をやるにも、いろんな人への根回しが必要になってしまって、誰の承認を取れば次に進めるのかも分からなくなってしまった。
結果的に身動きが取れなくなって、それが転職を考えたきっかけでした。

転職活動はどのように?

M.H

SCSKのことは知り合いの紹介で知りました。前職の先輩がSCSKにいて、会社を辞めたいと思っていたタイミングで「一度話を聞いてみないか」と声をかけてもらったんです。
部長とお話しする機会をいただいて、「これからSDV領域に取り組んでいく中で、組織を強くしていきたい」「これから変わっていくのが楽しみだ」といった話を聞きました。
S.Tさんの話と同じですが、前の会社も正直サチっていると感じていて。
だからこそ、これから伸びていくフェーズの会社に行きたいという思いが強くなり、SCSKへの転職を決めました。

M.Hさんのクロストークの様子
#05

強みは人材の多様性。でもまだ“点”の状態

S.T

うちの会社って本当にいろんな経歴の人がいますよね。

E.O

多様性はすごく感じます。

S.T

ただ、それがまだ点なんですよ。話して初めて「あ、この人こういう経験してたんだ」と気づくことが多い。

M.H

知らないと活かせないですからね。

S.T

そうなんです。ただ裏を返せば、それが伸びしろだとも思っています。

E.Oさん、S.Tさん、M.Hさん3名のクロストークの様子
#06

予算や意思決定の違い

SCSKに入社して驚いたことや、ギャップに感じたこともありますか?

S.T

私は1つあります。予算に対する管理がすごく徹底されているところですね。
ソフトウェア企業である以上、当然あるべき姿だと思うんですが、何をやるにしても採算や売上の話が必ず出てくる。毎週のミーティングでも、課長レベルが「先週からの差分はこれだけです。予定通り売上目標を達成しています」と必ず報告していて、数字に対するこだわりの強さはすごいと感じました。

前職ではそういうことはなかった?

S.T

もちろんありましたが、そこまでシビアではなかったですね。やはり製造業は“モノ”で収益を上げられるので、ある程度は製造側で利益を担保できる。
一方でSCSKはソフトウェアが中心なので、そういった甘えは許されないんだなと実感しました。
この話を前職の役員にしたことがあるのですが、「いや、それが本来あるべき姿で、むしろうちが甘いんだ」と言っていましたね。

M.H

お金の面で私がギャップを感じたのは、予算の使い方ですね。前職の部品メーカーだと、年度の初めに「今年度の予算はこれ。この範囲で開発を進めなさい」と基本的に決められます。あとは、その中で消費していく形でした。
一方でSCSKは、あらかじめ決めた予算を超えて利益を出せば、その分を使うことができる。つまり、自分たちのがんばり次第で教育など自分たちへの投資に使えるお金が増えるんです。これはすごくいい仕組みだなと感じました。
前職だと、いくらがんばっても製品化されて収益が出るのは3年後になるので、その成果がすぐに自分たちの開発費に反映されることはありませんでした。
でも今は、早ければ翌月には使える予算が一気に増えるので、「もっと売上を伸ばそう」と思えるんですよね。そこは大きな違いだと感じています。

E.O

資格取得についても、会社が後押ししてくれる点でありがたさを感じています。SCSKは自己研鑽を推奨する文化があり、こうした取り組みにしっかり投資してもらえる環境はとても良いなと感じています。

S.Tさんのクロストークの様子
#07

自動車の知見とIT、両方あってこそ

自動車業界での経験は、現在の業務にどのように活かされていますか?

E.O

不具合が起きたときの考え方というか、次に何をすべきかを整理するアプローチは、IT分野でもトランスミッション分野でも、あまり変わらないと思っています。
手段は違いますが、それをどう提案していくかというプロセスについては、前職の経験が活かせていると感じています。

M.H

ソフトウェアを作るうえでも、ハードウェアを理解しているほうが、次の動きがイメージしやすいんですよね。
ソフトウェアがどう動けば、部品がどう動くのか。その部品がどう動けば、クルマがどう動くのか。そういった一連の流れを理解した上で会話ができるので、それは自分の強みだと思っています。
特に今のお客さんとは長く一緒に仕事をしているので、「こういうときはこう言うだろう」というのも比較的想像しやすいです。
一方で、ソフトウェアについては自分はまだ弱い部分もあるので、それぞれの強みを持った人がそろって初めて、良い開発ができるのかなと思っています。どちらか一方だけでは成り立たないですよね。

S.T

確かにそれはそうだと思います。例えば、メンバーが顧客に提案する資料を見たときに、「これは受け入れられないだろうな」とか、「こういう言い回しにしたほうが伝わる」といったことは感覚的にわかるんです。
転職前は提案を受ける側だったので、その視点が活きています。
不具合報告を見たときも、「このままだとここを突っ込まれるだろうな」とか、そういうポイントは自然と見えてくる。
そういう観点でアドバイスできるのは、自分の経験が活かせている部分だと思います。

M.H

それはすごい貢献だと思いますよ。

S.T

まぁ、まだ出し切れていないですけどね(笑)。それでも手応えはあります。提案書が通りやすくなったり、不具合報告が一発で通るようになったり。
書き方ひとつで顧客の反応が変わるんですよね。不具合の真因についても、「もう少し分析できるよね」とアドバイスすることもあります。

E.O

グサグサきますね(苦笑)。ちょうど今、そういうケースをまとめているところなので…。自分たちが経験していない不具合なので苦労しているんです。しかもお客さんからは「パン屋さんでもわかるように書いて」って言われるし…。

S.T

それを言うのは簡単だけどなぁ(苦笑)。

E.O

真因を書かなきゃいけないんですが、「なぜなぜ」を追求する時間が足りなくて、顧客から「それ違うんじゃない?」と言われることもあります。

S.T

そこがつらいところですよね。「本当に真因なのか?」とか、「それが真因なら今までも起きているはずでは?」って突っ込まれる。
僕もそうやって大手顧客と向き合ってきたので、必要であればいつでも相談に乗りますよ。

E.O

ありがとうございます!(笑)

これがまさに「つながる」ということですね

M.H

だからこそ、自動車業界の知見は必要なんですよ。全員が持っている必要はないですが、誰も知らないと難しい。

S.T

ITだけで価値を出すのであればいいですが、自動車業界に入るなら、車載領域の知見はやはり不可欠ですよね。
自慢するわけではないですが、私はプラットフォーム領域にはかなり詳しいです。26年のうち25年はそこに携わってきたので、ソフトも書いていましたし、マイコンの開発もやっていました。
ただ、それって社内でも知られていないことが多いじゃないですか。せっかくの知見を活かしたいと思っている人は、絶対にいると思うんです。

M.H

社内でマッチングできる仕組みがあるといいですよね。「こういうことを知っている人」で検索して、「あ、Tさんいるじゃん」みたいな(笑)。

S.T

呼ばれたら喜んで行きますよ(笑)。前のめりで教えます。

E.O

私もハンドコードからソフトウェアを作ってきているので、うまく動かないときはアセンブラレベルまで見ますし。
量産開発におけるハンドコードの経験があるからこそ、どのような機能においても応用ができると考えています。

M.H

自分もブレーキ制御の話であればある程度できますし、車両テストの話もできます。

S.T

すばらしいですね。今日は本当に良かったです。こんなにすごい方々が社内にいることがわかったので。

こういう話がもっとあるんですよね

S.T

絶対ありますよ。キャリア入社の人には、それぞれバックグラウンドがありますから。
知見を持った人がこれだけ集まっているIT企業って、本当にすごいと思います。
「IT企業だから強い」とよく言われますが、正直そこはあまりピンと来ていなくて。
それよりも、いろんな業界・バックグラウンドを持った人が集まっていること自体が、うちの会社の強みだと思っています。

E.Oさん、S.Tさんのクロストークの様子
#08

未来のクルマのために、SCSKだからできることがきっとある

M.H

逆に言うと、現状はまだIT企業としての強みを出し切れていないという感覚はありますね。

S.T

そうそう。まさにそうなんですよ。

M.H

これからは、もっとデータを活用していく時代になると思っています。
クルマにどんなデータが必要で、それをどれだけ保有・管理していて、どう活用できるのか。そこまで踏み込んで提案できるようになれば、よりIT企業らしい価値提供ができるはずです。

S.T

IT企業の強みは、まさにそこですよね。実際、お客さんからも「何ができるんですか?」「SDVの時代に、SCSKとしての強みは何ですか?」とよく聞かれます。

M.H

「ITっていうのは分かるけど、具体的には何でしたっけ?」って言われますよね。
社内がもっとつながれば、きっとそこに答えられるはずなんです。SCSKの中には、優れたソリューションがたくさんあるので。

S.T

それを自分たちが理解できれば、提案につなげていけますからね。

具体的に、SCSKは自動車業界においてどのような役割を果たしていくべきでしょうか?

M.H

やはりデータの領域が大きいと思います。AD/ADASは膨大なデータを扱いますし、カメラや交通流、人の動きなど、扱う情報の幅も広い。
それに加えて、セキュリティの観点も非常に重要になります。
海外の企業にデータを預けてよいのか、日本国内で安全に扱える企業はどこなのかといった視点で見たときに、そこに立てる企業は多くないと思っています。
品質を重視する日本の自動車メーカーとしっかり向き合ってきたSCSKが担うべき役割は大きいと思います。

S.T

日本のIT企業だからこそ担える領域、というのはありますよね。そこはうまく活かしていきたいです。

E.O

セントラルECU開発の中でもテストはかなり時間がかかる工程なんです。
なので、これまでの知見を活かして、テスト環境をもっと整備していきたいと思っています。SCSKはそこに強みがあるはずなので。

S.T

モビリティの外にも、いいやり方があるかもしれないですしね。

E.O

そうですね。どこかにノウハウは必ずあるはずなので。テストが効率化できれば開発スピードも上がりますし、それが競争力にもつながります。

M.H

今後はOTAが当たり前になって、ソフトウェアをどんどん更新していく時代になります。そうなると管理すべきソフトも増えますし、テストの回数も確実に増えていきます。

E.O

その意味でも、テスト環境の高度化はSCSKが担うべき役割の一つかもしれませんね。

S.Tさん、M.Hさんのクロストークの様子
#09

顧客と伴走し、ともに作るレベルへ

S.T

私が考えているのは、私たちは自動車メーカーやTier1と伴走し、「ともに作る」レベルに到達しなければならないということです。
伴走するためには、相手と同じレベルで話ができなければならない。もちろん簡単ではないですが、そこにどうやって近づくかを考え続ける必要があります。
そうでないと、市場の中で淘汰されてしまう。今、他のパートナーも同じように伴走型へシフトしようとしていますから。
だから「どんな役割を担うか」というよりも、自動車業界で生き残るために、いかに早く伴走できるレベルに到達するかが重要だと思っています。
それが、SCSKとして目指すべき姿だと考えています。

自動車業界におけるSCSKの立ち位置はどうでしょう?

S.T

正直、まだどんぐりの背比べだと思います。これまでは顧客の要件が明確で、それを作ればよかった。どこも同じ土俵でした。
ただ今は、自動車メーカーやTier1自身も「どこに向かうべきか」がまだ明確ではない。
だからこそ、その“ぼんやりしているもの”を一緒に整理し、具体化できるパートナーが求められていると感じています。

その「ぼんやりしているもの」とは?

S.T

例えばSDV時代における最適なECU構成はどうあるべきか、統合の単位はどうするか、アーキテクチャはどうするか、といった部分ですね。
そういった問いに対して、一緒に答えを見つけていける企業が問われていると思います。

M.H

昔は進化のスピードが比較的遅かったので、少し遅れても同じような未来にたどり着けました。
でも今はスピードが圧倒的に速い。だからこそ、先を描ける企業が一歩抜けると思います。

E.O

これからは「走る・曲がる・止まる」という基本に、どれだけ付加価値を乗せられるかだと思います。
例えばペット向けの機能とか、エンタメ的な要素とか。ユーザーをどれだけ楽しませられるかという視点が重要になってくる。
そういうアイデアを日常的に出し合って、議論して、形にしていく。そういう伴走の仕方もあると思います。

S.T

本当にそうですね。SCSKは約8,000社との取引がありますよね。その分、多様な視点でのニーズを持っているとも言える。
自動車メーカーやTier1とは違った観点で価値を出せる、それは大きな強みです。
ただ、まだそれを十分に活かしきれていない部分もある。そこも含めて、伸びしろだと思っています(笑)。

E.Oさん、S.Tさんのクロストークの様子
#10

ものづくりだけじゃなく、「ことづくり」ができる会社

最後に、求職者の皆さんにメッセージをいただけますか

M.H

本当にいろんな会社と関わりがあるので、多様な技術に関わりながら成長できる環境だと思います。
「こういうものを作りたい」「こういうことに携わりたい」という思いがある人にとっては、チャンスが多い会社ですね。
しかも、ものづくりだけじゃなく「ことづくり」ができる。
例えば街づくりのような新しいテーマでも、小さなプロジェクトからでも人を集めて、そこから事業をつくっていくことができる。そういう挑戦ができる会社だと思います。

自動車業界で働いている方に向けては、どんなことが言えそうですか?

M.H

メーカーは工場やハードウェアを持っている分、どうしても制約が大きくなりがちなんですよね。何か新しいことをやろうとしても、しがらみが多い。

S.T

たしかに(苦笑)。

M.H

例えば採算が合わなくても継続しなければならない製品があったりして、動きづらさがある。
一方でSCSKのようにハードを持たないソフトウェア企業であれば、やりたいことを比較的自由にスタートできる。そういうしがらみから離れたい人にとっては、いい環境だと思います。

E.O

さっきの話にもつながるんですが、これからのクルマって、ただ動く・止まるといった移動手段ではなくなっていくと思うんです。
例えばクルマの中に映画館のような環境を作りだして家族で見られるとか、一緒に旅行しているペットが具合悪くなったときに、クルマがサポートしてくれる。とか色々な付加価値が掛け合わさっていく。そういった“掛け合わせ”の発想を持っている人は、すごく楽しめる領域だと思います。
街づくりのようなテーマでも、クルマをどう動かすかというところから考えられる。そういう意味で、いろんなアイデアを形にできる時代だと思っています。
少し突飛に見える発想でも、モビリティの領域では十分に価値になる。そういう柔軟な発想を持っている人は、すごく合っていると思います。

S.T

あとは、「自分の技術を持っているのに活かしきれていない」と感じている人には、ぜひ来てほしいですね。これまでの経験を活かしながら、試行錯誤できる環境があります。

自動車業界にも、そういう方は多いのでしょうか?

S.T

多いと思います。自動車業界はしがらみも多くて、やりたいことがあってもなかなかできない環境にある人もいる。
それが続くと、どうしても「現状維持でいいか」となってしまう。

M.H

もったいないですよね。モビリティ事業と同じで、伸びしろがあるのに。

S.T

私たちが入ったからといって、すぐにビジネスが大きく変わるわけではありません。今はまだ、土台をつくっている段階だと思っています。
だからこそ、次の世代に自分たちの知見を伝えていきたいという思いは強いです。
皆さんもそう思いますよね?

E.O

そうですね。お互いの持っているものを活かし合っていきたいですね。

S.T

最後になりますが、やっぱり「熱い人」と一緒にやりたいです。
自分が業界を変えていきたい、つくっていきたいという思いを持っている人。
ビッグマウスでもいいと思うんですよ。若い組織、発展途上の領域だからこそ、まずはその熱量が一番重要だと思っています。

E.Oさん、S.Tさん、M.Hさん3名のクロストークの様子